前からなんとなくリヤのブレーキが引き摺ってるような気がしてたのでリヤブレーキのキャリパをオーバーホール。
オーバーホールと言っても、ピストンを外して掃除するだけ。
ピストン外しはブレーキオイルのラインにエアを吹き込んでピストンを押し出すのだが、やはりインナー側のピストンが固着気味だった。
ピストンにこびり付いたブレーキダストや埃は、メッキクリーナで磨いて落とす。
軽いサビは#1000ぐらいのペーパーで落としてからメッキクリーナ。
キャリパのボア側は腐食は無い。
外側の細いシールがゴミの侵入を防ぐダスト・シール
内側の太いシールがブレーキオイルの油圧を受けるピストン・シール
本来、シールは交換すべきだけど今回はパス。
シールに付着したブレーキオイルのカス?はシールを外してお湯に漬けて歯ブラシで掃除。
シールがはまるキャリパの溝にもブレーキオイルのカス?がこびり付いていたので、こっちもお湯に漬けて歯ブラシと竹串で掃除。
ピストンにラバーグリスを塗ってキャリパに組んだら、キャリパを車体に戻して
ブレーキオイルのエア抜き。
ついでにブレーキオイルもヤマハ純正DOT4に交換。
マニュアルの指定はDOT3だけどね。
調子にのってフロントのキャリパもオーバーホールしてしまった。
マルチポッドのキャリパは見た目はカッコいいが、ピストンの数が多いから
オーバーホールに手間が掛かる。
エア抜きまで含めると作業に
リヤが1.5時間
フロントが3.5時間
は掛かる。
しかし・・・その効果は大きかった。
①ブレーキのタッチがしなやかになって、握れば握った分、踏めば踏んだ分だけ、リニアにブレーキが利くようになって、ものすごくブレーキコントロールし易くなった。
②ブレーキの引き摺りが無くなったせいか、車体を押して歩くのが楽になった。
2011.11.26