FILE# 001で取り付けたポジション キャンセラーが壊れた。
ウィンカーを点けてもポジション球が消えない。4ヵ月前の車検の時はちゃんと動いていたんだけどなぁ。
VMAXみたいなダブル球のウィンカーは、点滅中はポジションが消灯しないと、車検が通らないんだよねー。
で、壊れたのはスタンレーのFCSリレー。
このリレー、早い時には2年ぐらいでダメになる事もある短命の部品。今回は4年も持ったので、おんの字だな。
さて、壊れたものはしょうがないので、同じ物を買おうと思ってネットで探してみたが、メーカー不詳の同等品は見つかるもののスタンレー製のものが無い。
調べてみると、どうも製造元のスタンレーが供給をやめたらしい。ひどいじゃないかスタンレー。
う~ん、どうしよう。メーカー不詳の同等品を使う?
いやいや、こういった部品もこの先いつまで入手できるか判らないよな。
と悩む事2分。
で、出した結論は自作。
自作FCSは、
・回路の構想5分
・部品選定に1時間
・部品の買い出しで2時間
・組立てに30分
と言った感じ。
使った部品は
・リレー:オムロンのG2Rパワーリレー 12VDC駆動で、接点定格は5A/30VDC x2極(b接点付き)なので、計10A=12Vで120Wのポジション球まで駆動可能。VMAXのポジション球は8W x2個=16Wだから余裕。
・コンデンサ:日本ケミコンの電解コンデンサ 2200μF/35V。
オムロンのコイル抵抗=275Ω、開放電圧=1.8Vなので、2200μFでの放電時間は1.15秒。
つまり、ウィンカーが点滅(0.5秒間ON、0.5秒間OFF)を繰り返している間はコンデンサの放電によってリレーはONし続けポジションは消灯。ウィンカーを切ると1.15秒後にコンデンサの放電が終わりリレーがOFFしてポジションは点燈復帰・・するはず。
・部品の買い出しは近所のヤマダ電機へGo。
組み上がった自作FCSで取り敢えず動作テスト。
・イグニッションONでポジション点燈・・・OK。
・ウィンカーONでポジション消灯・・・OK。
・ウィンカーOFFでポジション点燈復帰・・・OK。復帰時間は約1秒。計算通り!
動作テスト完了。完璧だ。
さすがに、部品が裸ではマズいので、絶縁テープで保護。
手作り感満載の怪しい部品の出来上がり。
ダミータンクカバー内に収めて作業完了。
あとは、耐久性がどれだけあるか。
まあ、壊れても同じものがまた作れるから問題無いけどね。
2014.09.16