何気なくクラッチのリザーブタンクを見るとクラッチフルードが減っている。
すり減るブレーキと違って、クラッチでフルードが減る事は無いのに・・・。
もしかして漏れてる?
マスターシリンダーとホースにはフルード漏れの形跡は無い。
エンジンの下側を覗いてみたら湿っている。
あー、クラッチレリーズからのフルード漏れだ。
という事で。クラッチレリーズを交換しよう。
Vmavのクラッチレリーズはエンジン左側のギヤケースカバーの内側に付いている。
クラッチレリーズはギヤケースカバーを外さないと交換できない。
ギヤケースカバーはシフトリンケージを外さないと取れない。
シフトリンケージを外すには、ステップが邪魔になる。
なので邪魔な物をサクサクバラす。
ギヤケースカバーはエンジンオイルで潤滑されているので、ギヤケースカバーを外すとエンジンオイルがチョロチョロ出て来る。
ギヤケースカバーの一番下に付いているキャップボルトがドレンになっているようで、このキャップボルトだけ銅ワッシャが付いている。
ギヤケースカバーを外すとバンジョーボルトが出て来る。
が、クラッチレリーズ本体は奥の方に付いているのでよく見えない。
とりあえずバンジョーボルトを外す。
バンジョーボルトが外れると、間隔ボルトが出て来る。
この間隔ボルトがクラッチレリーズへのオイル流路になっている。
何ともヘンテコな構造だなぁ。
奥の方を覗いてみるとクラッチレリーズ本体と上下に取付けボルトが見える。
クラッチレリーズ本体の取付けボルトを緩めたくなる衝動を抑えて、先に間隔ボルトを緩める。
間隔ボルトは新品のクラッチレリーズに移植するのでね。
いよいよクラッチレリーズ本体の取り外し。
先ずは下側のキャップボルトから。
続いて上側のキャップボルトを外す。
ソケットがブリーダーネックに当たりそうだが、ギリギリセーフ。
キャップボルトが外れてもギヤケースが邪魔になって、クラッチレリーズを手前に引き出す事ができない。
チョット悩んで、下に落としてエキパイの隙間から引き出した。
・・・FILE#037 クラッチレリーズ交換 その2へ続く。