Bike Maintenance FILE#036 クラッチレリーズ交換 その2

FILE#036 クラッチレリーズ交換 その1 からの続き。


クラッチレリーズが外れた所を覗いてみた。

クラッチプッシュロッドの下側は漏れたオイルでベタベタになっていた。


パーツクリーナを吹いて、ウェスでこすったらエンジンの黒塗装が剥げたのでオイルの正体はクラッチフルード確定。


クラッチレリーズの方も見事なまでにベタベタ。20年の月日を感じる逸品だ!?。

試しにピストンを指で押してみたが、異常に動きが渋い。

一方、新品のピストンはスコスコ動く。

ちなみにクラッチレリーズASSYは品番:1FK-16381-11、¥8,542也。


クラッチレリーズのリペア方法としては、ピストンシールとダストシールだけを新品交換する方法もあるが、20年間オーバーホール無しで使ってきたのでカップ内部やピストンの状態が良いとは思えない事と、新品が手に入るうちに新品にしとけって事でASSY交換にした。


へばり付いているガスケットをスクレーパで綺麗さっぱり。

液体ガスケットは使われていなかった。


へばり付いているガスケットをスクレーパで綺麗さっぱり。

液体ガスケットは使われていなかった。


さあ、ここからは新品取付け作業だ。

と、いきなり問題発生。

クラッチレリーズの背面に間隔ボルトを取り付ける際には銅ワッシャを挟むのだが、この銅ワッシャは新品クラッチレリーズASSYには付いていない。旧クラッチレリーズから外そうかと思ったが、固着していて外れない・・・。どうしよう。


そうだ、部品箱に銅ワッシャがあったはず。

で、出てきたのがキャデラックのブレーキ用に買ってあった銅ワッシャ。

当てがってみたらサイズピッタリ。問題解決。


新品クラッチレリーズの取付けは外した時の逆の手順でエンジン下側からクラッチレリーズを潜り込ませてキャップボルトで固定。

締付けトルクは12N.m。


クラッチレリーズに間隔ボルトを付けて、バンジョーボルトを締め込む。

バンジョーボルトの締付けトルクは25N.m。

間隔ボルトの締付けトルクは・・・?。サービスマニュアルに載っていないので適当に。


クラッチレリーズに間隔ボルトを付けて、バンジョーボルトを締め込む。

バンジョーボルトの締付けトルクは25N.m。

間隔ボルトの締付けトルクは・・・?。サービスマニュアルに載っていないので適当に。


・・・FILE#036 クラッチレリーズ交換 その3へ続く。



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