Bike Maintenance FILE#080 ウォーターポンプOH

ふと見ると、フレームに緑色の液体が・・

  • クーラントが漏れてる。
  • 漏れ元はウォーターポンプのドレンホール。ここからの漏れは内部のシール不良が原因。
  • 完全に直すにはウォーターポンプを分解してシール交換するしかない。という事でＯＨ決定。
  • 何はともあれ、クーラントを排出。
  • カバーを外して、
  • エルボーを抜くのに手こずったが、ウォーターポンプ本体が外れた。
  • ここからはウォーターポンプ本体の分解。
  • インぺラーシャフトのサークリップ外してドリブンギヤを抜くとインぺラーが外れる。
  • インぺラーシャフトはカスだらけ。
  • ウォーターポンプ本体側もメカニカルシールの内側はカスがいっぱい。
  • ベアリングは裏からポンチで打ち抜き。
  • オイルシールはドライバーでコジって引き抜き。カスがビッシリ。
  • インぺラーのメカニカルシールはコジって引き抜き。黒いカスはサビ？
  • 本体のメカニカルシールはポンチで打ち抜けず、万力を使って押し出した。ゴム系の部品はカチカチに硬化してるし、メカニカルシールのバネも新品に比べると反発が弱い。 これじゃぁ、クーラントも漏れるわけだ。

ここからは組み付け作業

  • ウォーターポンプ本体は掃除してオイルストーンで面取り。
  • 新品のメカニカルシール。青い帯はシール材かな。
  • 27mmソケットを当てて打ち込み。
  • オイルシールは16mmソケットを当てて面一まで打ち込み。その上からベアリングを打ち込んだ。
  • インぺラーのメカニカルシールは手で押し込めるが、念のため当て木を使って軽く打ち込み。
  • インぺラーにドリブンギヤを組み込み。
  • カバーはオーリングを新品に交換して装着。
  • エルボーは染めＱで再塗装してオーリングも新品に交換。
  • エンジン側もガスケットの残りを剥がしてオイルストーンで面取り。
  • クランクケース上下の合わせ面部に液ガスを少量塗ってガスケット装着。
  • ウォーターポンプ装着完了。
  • クーラントを入れて10キロぐらい走ったらチェック。クーラント漏れ無し。作業完了。

作業時間は4時間ほど。

 

2019.10.05

 

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