DODGE MONACO(ダッジ・モナコ)って言われても・・・???
そんな車名聞いたことないぞ?。 RAM、Challenger、Chargerなら知ってるけど。
っていう人がほとんどでしょう。
あまりにもマイナーな車種なので、ちょっとご紹介。
DODGE MONACOは1965年~1978年までクライスラーのDODGEディビジョンで売られていたクルマ。
1965年~1976年まではフルサイズで、1977~1978年はミディアムサイズとなる。
(1990年~1992年に復活したが、FFのショボイ車なので無視)
元々はパーソナル・ラグジュアリーとしてデビューしたが、1967年からはセダン、クーペ、ワゴンと何でもアリの車種となる。言ってみれば、カローラみたいなクルマだ。
そして1974年型には2ドア・ハードトップ、4ドア・ハードトップ、4ドア・セダン、ワゴンの4タイプのボディがあった。
更に4ドア・セダンには特別にタクシー仕様とポリス仕様(これが映画の中のBlues Mobile)があった。
若い人は知らないかもしれないが、昔はクラウンやセドリックなんかにも2ドア・ハードトップがあったんだぜ。カッコよかったな~。その頃の日本車メーカーは欧州車ではなくアメリカ車を追いかけていたんだよなー。
セリカLBなんか、前がチャレンジャーで後ろがマスタングのパクりだぜ。
スカイライン・ケンメリやローレルGSX、セドリック330なんかもDODGEのクルマによく似てたなー。
おっと、話しが脱線してしまったが、映画の中のBlues Mobileは4ドア・セダンで、オイラのMONACOは4ドア・ハードトップでグレードは「Custom」。
ドアにサッシが無い事とルーフからリアウィンドウにかけての形状が4ドア・セダンとは若干ちがうが、フェイスとテールと全体のデザインはセダンもハードトップも同じ。
エンジンは映画の中のBlues Mobileはポリス仕様の440(排気量が440立方インチ=7200cc)に対して、オイラのは360(排気量が360立方インチ=5900cc)と若干小さい。
しかし、この頃のアメリカ車は毎年モデルチェンジしていたので、Blues Mobileと同じ「顔」をしたモデルは1974年型しかないのだ、少々の仕様違いは不問。
そして、カローラみたいなクルマだった事が災いしてか、プレミアム性が無いクルマなので、既にほとんどを潰してしまったらしく、今となっては中古市場に流通する車両が極端に少ない。
eBayをもってしても探し出す事は非常に困難。
あのユニバーサル・スタジオに飾ってあるBlues Mobileでさえ1976年型であり、映画の中のBlues Mobileとは顔が違う(ぱっと見に違うクルマなのがバレバレ)。きっとユニバーサル・スタジオを作るときに1974年型を見つけられなかったのだろう。
同じDODGEでも、ChallengerやChargerなどのマッスル系の車種がいまだに中古車市場にゴロゴロしているのとは非常に対象的。
そんなクルマを見つけてくれたSpeed Nutsさんに感謝。