新旧 SENDING UNIT を見比べていたら、あれっ、なんか少し違うぞ・・・。
新品の方がパイプの径が微妙に太い。
本来このパイプには内径5/16インチのホースを挿して、車体側の燃料パイプにつなげるのだが、パイプが太くて5/16ホースをハメるのは相当キツい。
試しに1サイズ太い内径3/8インチのゴムホースを SENDING UNIT のパイプに挿してみたら、こっちの方がピッタリ。でも逆に車体側の燃料パイプには3/8ホースはユルユル。
う~ん、
5/16ホースを無理やり挿して、後でヒビ割れして燃料が漏れるはイヤだし、
3/8ホースじゃ車体側の燃料パイプにフィットしないから隙間から燃料漏れしそうだし。
どうしようかね~。
そこに救世主登場。
それは、KIJIMA(単車パーツメーカー)の10Φ⇔8Φのホース変換ジョイント。
これを使えば SENDING UNIT 側は3/8ホースで、車体燃料パイプ側は5/16ホースにできる。
我ながらグッド・アイデア。
何とかホースの太さが合わない問題は解決できそうなので、
新品の SENDING UNIT を燃料タンクに取り付けよう。
続いて、燃料タンク上部に付いてるキャニスターにつながるホースも新品に交換。
こんな所のホースは、まず交換する事は無いし、ホースクランプの形状が当時の新車装着のものと同じなので、きっと37年前のホース。
硬化していてクラックも入っているから再利用は無理。
そして、もうひとつ。
フィラーネックを挿すグロメット(ゴム製の巨大Oリング)も新品に交換。
予想通りゴムはカチカチに硬化してた。
燃料タンクなんて滅多に下ろす機会が無いから、古いクルマは、こういう時にゴム系の部品は全部交換だよ。
ゴム系の部品の値段なんて安いものだし。
フィラーネックは燃料タンクのグロメットに単に挿さっているだけ。
ガソリンを満タンにすると、グロメットの位置より高い所までガソリンが入るのだが、グロメットの密着性だけでガソリン漏れを防いでいる。
燃料漏れが心配なので薄く液体ガスケットを塗布して密着性をアップ。
やっと燃料タンクに付いている部品の交換完了!
ここまでくれば、もうひと息、燃料タンクを車体に戻そう。
手順はバラした時の逆。
おっと、燃料タンク・ストラップを外す時にJボルトは切断してしまったんだっけ。
でも心配無用。Jボルトも新品に交換。
どれくらいの需要があるのか知らないが、こんなパーツでも新品が手に入る。
Peps Parts って言うメイン州の Moparレストアパーツ屋から調達したリプロ品。
燃料タンクの位置を合わせながらJボルトのナットを規定の位置まで締め込む。
規定の位置は、ナットの頭からボルトが 47.8mm±1.5mm 出たところ。
キャニスターのホースもつないだし。
燃料ホースもつないだし。
フィラーネックも固定して、抜いたガソリンを燃料タンクに戻したらエンジン始動。
エンジンが掛かったので燃料供給はOK。
このあとガソリンスタンドに行って、満タンにして燃料ゲージの針が上がる事と、燃料漏れが無い事を確認して作業完了。疲れた~。
作業時間は6時間ぐらい。
結構、行き当たりバッタリで作業している様に思えるかもしれないけど、交換パーツ、工具、色々な径の対ガソリンホースの用意なんかの事前準備はしっかりやってるんよ。
燃料タンクを下ろしたは良いが、元に戻せないとクルマを動かせなくなるからね。
しかし、燃料ゲージがちゃんと動くっていうのは、不用意にガス欠になる心配が無いからイイね~。でも走っていて燃料ゲージの針が下がってくのを見るとカソリン喰ってるのがよく分かるわ。
おまけ。
燃料タンクから出てきたサビの粉。量は紙コップ1杯分ぐらいあるかな。
これを多いと見るか、少ないとみるか・・?
今回の作業の一番の収穫はコレだったりして。
2011.10.08