Summitで買った3連メーターの油圧計の針の動きが不安定になってきた。
エンジンを吹かすと100PSIを振り切る。
実際に油圧がそんなに高くなるハズがない。故障だね。
オイラのMONACOにつけてる油圧計は電気式なので、故障の原因は・・・
①メーター自体の問題
②配線の接触不良
③オイルプレッシャーのセンダー故障
のどれか。
だけど、高圧側に針が振れるって事は、回路がオープン・モードになってるって事だから、
確率的には②か③だね。
では、さっそく原因を切り分けよう。
先ずは②の配線のチェック。
これが、オイルプレッシャーのセンダー。
センダーは油圧の掛かり具合に応じて電気抵抗が変わる仕組みになっている。
油圧計はその抵抗に掛かる電圧値を読んでるだけなんだな。
端子のネジもちゃんと締まっているし、断線も無いから配線の接触不良ではない。
そしたら、次は③のセンダー本体のチェック。
油圧計の配線を外して、その代わりにテスターをつなげてエンジンを掛けると抵抗値フラフラしている。
あ~、犯人はコイツだ。プレッシャーに負けたか・・・。
それじゃ、センダーを交換しようかね。
センダーの取り外しは本体下側に付いてる14mmのナットにスパナを掛けて緩めるのだが、隣はデスビ、前には点火コイル、背後にはバルクヘッド。
手持ちのスパナは長すぎて工具を振るスペースが無い。
仕方無いので小型のモンキーで緩めた。
何とかセンダーの取り外し完了。
新旧部品比較。
ちなみに、オイラが付けてるSummitオリジナ3連メーターはセンダー込みのキットで売っていた物。
センダー単体で部品が出るか分からなかったので「キットのセンダーが壊れたんだけど、センダーだけ単品で買えるか?」
ってSummitに質問したら、「このセンダーだよ」って、ちゃんと返事が来た。
もしかしたらキット丸ごとの買い直しかな~と思っていたけど、リペアパーツが買えるなんて、Summitえらい!。
一応、センダーを外した状態で抵抗値を再度チェック。
外したセンダーが0.4オームなのに対して新品は1.6オームと微妙に違う。
センサー類は数オームで動作している物もあるから、1.2オームの差でも致命的だったりするんだよね~。
新品のセンダーを装着。
センダーのネジはテーパーなので締め込み過ぎには注意が必要。
締め込み過ぎると受け側を割ってしまうからさ。
いつものように勘で手ごたえを探りながら締め込み。
最後に配線を取付け。
さあ、エンジンスタート。
始動直後は70Psi。サーモスタットが開いて水温が一定になった所で40Psi。
エンジンを吹かしても油圧計の針は安定している。
はい、修理完了。
作業時間は1時間
2012.04.09