「FILE#123 プレッシャーに負けた」で外したオイルプレッシャーのセンダーをバラしてみよう。
オイルプレッシャーのセンダーは、油圧に応じて電気抵抗を変えている、って事は判ってるのだが、
その中身はいったいとうなっているんだろう?
どういう壊れ方をしたんだろう?
外見からでは判らないので、かなり興味津々。
さてどうやって、バラそう。
ケース下側がカシメめてあるので、そこにマイナスドライバーを叩き込んで、起こす。
ネジを引っったら、下側がポロッっと外れた。
ケースの大きさからして、もっとギッシリ中身が詰まっているものと思たけんだけど、意外とスカスカ。
ふ~ん、こんな仕組みだったんだ。
メカニカルと言うか、原始的と言うか・・・単なる摺動抵抗。
おっと、摺動抵抗の巻き線の一部が破断している。
これが油圧計が振り切った原因だ。
よ~く見ると接点が舐める所だけ巻き線が潰れて細くなっている。
巻き線の上を接点が常に動いているから、その摩擦で巻き線が徐々に削られて、最終的に巻き線が切れたって事か・・・。
この構造だと新品に交換したセンダーも何れ同じように壊れる。
センダーは消耗品だな。
2012.04.09