今日はメーターケーブルを交換しよう。
「FILE#120 ケーブルCheck」でケーブルの外皮がボロボロになっていたのでね。
交換部品用の部品は社外品のatp製Y890とY804の2本。
オイラのMONACOはクルーズコントロール付きなんだけど、この年代のクルーズコントロール付きの
クライスラー車のメーターケーブルは
①ミッション⇒クルコン・ユニット
②クルコン・ユニット⇒スピードメーター
の2本構成なんだな。
暑いから、熱中症になる前にサクサクッと交換してしまおう。
まずは、①ミッション⇒クルコン・ユニットのメーターケーブルの取り外し。
メーターケーブルはミッションの後方のメーターギヤにつながっているので、
車体をウマにのせて腹下に潜ってアクセス。
メーターケーブルはナットを外して、引き抜くだけ。
次はクルコン・ユニット側。
2本あるメーターケーブルの下側がミッションから来ているもの。
こっちもナットを外して、引き抜くだけ。
横たわっているのが外したメーターケーブルで、丸くなってるのが交換用のメーターケーブル。
実は、交換用のメーターケーブルの方が10cmほど長い。
オリジナルと同じ長さのメーターケーブルが終息していて、代替品って事で長さが違うのを承知で手配したんだけどね。
まあ、この程度の差なら、ケーブルの引き回しを工夫すれば何とか吸収できるだろう。
それでは、新品を取り付けよう・・・おっと、その前にやる事があった。
ケーブルの芯線を引っ張って、引き抜く。
芯線を引き抜いた理由は・・・グリスの塗布。
交換用のメーターケーブルにはグリスが付いくるから、芯線全体に塗り込みながら、芯線をケーブルに戻して行く。
グリスの塗布が終わったら元の通りに取り付ける。
オリジナルは六角ナットだったが、交換部品はローレットナットか。
素手で力いっぱい締めればOK。
クルコン・ユニット側もローレットナットなので、素手で力いっぱい締めるだけ。
オリジナルより長いケーブルは、フロアパンの下での取り回しを少々膨らませて這わせる事で収まった。
これで①ミッション⇒クルコン・ユニットのメーターケーブルの交換は完了。
続いて②クルコン・ユニット⇒スピードメーターのメーターケーブルの交換。
クルコン・ユニット側はナットを外して、メーターケーブルを引き抜く。
メーター側はダッシュボードの天板を外して、メーター裏に手を突っ込んで、クイック・コネクタの爪を押しながら引き抜く。
V字に伸びているのが外したメーターケーブルで、丸くなってるのが交換用のメーターケーブル。
こっちのケーブルは同じの長さ。
新品ケーブルにはグリスを塗布。
あとは、外した時の逆の手順で取付け。
でもね、『言うは易し、行うは難し』。
曲げにくいケーブルをファイヤーウォールを通して引き込んで、ダッシュボード内を引き回して
メーター裏まで持って来るのは結構大変。
オイラはオリジナルのケーブルに黄色の「配線通し」を引っ掛けておいてから引き抜いて、
新品ケーブルを取り付けるときには、「配線通し」に新品ケーブルを引っ掛けて引き込んだ。
ケーブル交換のチェックはクルマを走らせてスピードメータがチャント動くかどうか。
最初に走り出してからケーブルの芯線の螺旋の緩みが締まって馴染むまでは、スピードメータの針が
0~40mphの間でビクンビクン上下動する。距離にして300mくらいかな。
ケーブルの芯線が馴染んだあとは、加速時も減速時も今までよりメータの針の反応が良く、軽く動く感じ。
そのせいか、実速度よりもメータ読み速度の方が少しだけ高くなった。
メーターのプリ・ロード調整で直るだろうが、この時点で既に汗だく。調整は今日はいいや。
作業時間は1.5時間。
2012.07.15