前回(FILE#127 充電不良)でレギュレータを交換した時に、レギュレータからオルタにつながる配線(ステータの電流制御用)のコンタクトの表面が黒く酸化していたのげ気になったので、今回はちょいと配線を補修。
先ずは、充電系配線のカプラーのオス・メスを外して、更にカプラーからコンタクトを抜く。
コンタクトには抜け防止のツメがあるので、精密ドライバーをカプラーに突っ込んで、ツメを押し戻しながら引き抜く。
カプラーは樹脂製なので、割らないようにそ~っと。
抜けたコンタクトは平端子タイプ。
コンタクトの配線もヤレてるなぁ。まぁ、36年経ってるから仕方ないが。
・オス端子の補修は、接触面をペーパーで磨いて、回線を芯線をカシメているところを半田付け。
本当は、新品のオス端子に交換したいところだが・・・端子形状が独特で、交換用の端子の手持ちが無い。
・メス端子の補修は、接触面がペーパーで磨きにくいので、思い切って端子を切り落として、新しいメス端子に交換。
こっちもカシメた後に芯線を半田付け。
配線はそのまま使おう。
見た目はヤレているが、配線の被服を剥くと銅色の綺麗な芯線が出てくるので、まだまだ使える。
新しく引き直すのは簡単だけど、オリジナルと違う色の線材を使うと、配線図に載ってる配線色と変わってしまって、後々ややこしくなるのが目に見えてるのでね。
ちなみに新しいメス端子は、カー用品店で売ってるエーモンのコネクタ用端子。サイズも抜け防止のツメの構造も同じなので流用が利く。
オルタのブラシに刺さるメス端子も、古いのを切り落として新しいメス端子に交換+芯線を半田付け。
これもエーモン製端子を流用。
バラした配線を元に戻して、エンジンスタート。
チャント充電しているのを確認して作業完了。
こんな事しても、べつに性能が上がるわけじゃぁ無いが、『接触不良は起きない』って確信が持てるから、安心して走れる様になる。
古いクルマだから安心して乗れないって言うんじゃ、つまらないじゃん。
本日の教訓「オリジナル配線はむやみに引き直すな」
2012.10.08