運転席のPW(パワーウィンドウ)を開け閉めする時に、なんかスイッチがグラグラするな~っと思って
ドアパネルからPWスイッチを外したら、プラスチックのカケラが出てきた。
あ~あ、このカケラはスイッチのピボットのツメだ。折れてしまったか・・・。
どおりでスイッチがグラつくわけだ。
それでは修理といこう。
とりあえずツメの折れた部品を交換するためにPWスイッチをバラさないといけない。
PWスイッチを引っくり返して、スイッチ本体を飾り枠に留めてるカシメをマイナスドライバーで
起こす作業からスタート。
「FILE#006 パワーウィンドウ」で一回バラしているので要領は判るが、本来PWスイッチは非分解部品。なのでバラすのには少々コツが必要。
そんなこんなで、5分程でPWスイッチのバックプレートを分離。
写真では判り辛いが、本来スイッチの両側に3本あるべきツメが、片側だけ
中央の1本が折れている。
しかも、ツメが折れたのは一番手前の運転席のスイッチだけだと思っていたら、
隣の助手席のスイッチもツメが折れていた。
やっぱ使用頻度の高いスイッチは折れやすいのかな。
更にバラす。
スイッチボタンの間にある黒いプラスチック部品を交換する。
ここまでバラさないと部品交換できない。
さすが非分解部品!
あらら、飾り枠をドアパネルにハメ込む為のクリップが1個、カシメがバカに
なってハズレちゃったよ。
これも直さなきゃ・・・。
あとはツメの折れたプラスチック部品を正常なものに交換して組み立て。
ちなみに、このプラスチック部品は部品として供給されていない。
そんな部品をどうやって入手するのかって?
それは「FILE#006 パワーウィンドウ」でドナーとなったPWスイッチから
外した部品を再利用。
スイッチボタンを取り付けたら作業完了。
スイッチのグラつきは解消。
おっと、飾り枠をドアパネルにハメ込む為のクリップが外れてしまったんだっけ。
カシメがバカになってしまう事は良くある事。根性なしのカシメに用は無い。
残ったカシメの首を削り倒して、更にドリルで穴を開けてビスで固定すれば元通り。
本日の教訓「旧車パーツに捨てる物ナシ」
2012.11.25