Blues Mobile Project FILE#157 腐ってもブレーキ 前編

今回も車検の準備。

ブレーキオイルを交換しようとリヤホイルを外して、ついでに点検でもするか、

とドラムを外したら・・・助手席側のホイールシリンダーから何やら漏れた形跡を発見。

う~ん、ホイールシリンダーは要オーバーホールだな。


そうだ、こんな事もあろうかと、交換用のホイールシリンダーを買ってあったはずだ。

部品箱を漁ったら、出てきたよ。

おまけにアジャスタースクリューなんかが入ったハードウェアキットも出てきたから、一緒に交換してしまおう。


今回初登場の工具「BRAKE SPRING PLIERS」。

これさえあれば厄介なブレーキシューのリターンスプリングの脱着が簡単にできる。ハズ。

FILE#145 疲労骨折で苦労したので買っておいた。


BRAKE SPRING PLIERSの柄の部分に付いているスプリング外しを使ってみた。

ツメをリターンスプリングに引っ掛けてクルッと回すと、あらら簡単に外れたよ。

こりゃイイ。気に入った。


サクッとブレーキシューのバラし完了。

これでホイールシリンダーが外せる。


でもホイールシリンダーを外す前に漏れた形跡のあったダストブーツを外してみよう。

お~っと、錆汁がタップリ出てきた。


反対側のダストブーツからも錆汁が・・・。

こりゃヒドイ。


気を取り直してホイールシリンダーをバックプレートから外して、交換を進めよう。


これが交換用のホイールシリンダー。

社外品の新品。だけど買ってから5年以上は経ってるかな。


こういった組立て済みのパーツは新品だからと言って、そのまま使っうのは禁物。

ゴム製のカップやダストブーツに亀裂が無いかとか、金属切削時に出る切粉が残っていないかとか、一旦バラして確認しないとね。日本製じゃないから。


幸いにして特に異常は無かった。

ホイールシリンダー本体はパーツクリーナを吹いて製造時に塗られたグリスを落とす。

カップやピストンにはラバーグリスを塗布してピストンがスムーズに動く事を確認しながら組み上げる。


カップとピストンを組んだら、ダストブーツを被せるが、シューを押す左右のプッシュロッドだけは元のホイールシリンダーから移植。


ホイールシリンダーが組み上がったら、バックプレートに取付け。


まずはブレーキシューを取付けて。


ここで新品のハードウェアキットの登場。

キットの中身はアジャスター関係の部品。アジャスタースクリュー、アジャスティングレバー、アジャスターオーバーロードスプリング等々。


ハードウェアキットを取付けてリターンスプリングを引っ掛けたら、まずは助手席側のドラムブレーキの完成。


FILE#158 腐ってもブレーキ 後編に続く・・・



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