今回も車検の準備。
ブレーキオイルを交換しようとリヤホイルを外して、ついでに点検でもするか、
とドラムを外したら・・・助手席側のホイールシリンダーから何やら漏れた形跡を発見。
う~ん、ホイールシリンダーは要オーバーホールだな。
そうだ、こんな事もあろうかと、交換用のホイールシリンダーを買ってあったはずだ。
部品箱を漁ったら、出てきたよ。
おまけにアジャスタースクリューなんかが入ったハードウェアキットも出てきたから、一緒に交換してしまおう。
今回初登場の工具「BRAKE SPRING PLIERS」。
これさえあれば厄介なブレーキシューのリターンスプリングの脱着が簡単にできる。ハズ。
FILE#145 疲労骨折で苦労したので買っておいた。
BRAKE SPRING PLIERSの柄の部分に付いているスプリング外しを使ってみた。
ツメをリターンスプリングに引っ掛けてクルッと回すと、あらら簡単に外れたよ。
こりゃイイ。気に入った。
サクッとブレーキシューのバラし完了。
これでホイールシリンダーが外せる。
でもホイールシリンダーを外す前に漏れた形跡のあったダストブーツを外してみよう。
お~っと、錆汁がタップリ出てきた。
反対側のダストブーツからも錆汁が・・・。
こりゃヒドイ。
気を取り直してホイールシリンダーをバックプレートから外して、交換を進めよう。
これが交換用のホイールシリンダー。
社外品の新品。だけど買ってから5年以上は経ってるかな。
こういった組立て済みのパーツは新品だからと言って、そのまま使っうのは禁物。
ゴム製のカップやダストブーツに亀裂が無いかとか、金属切削時に出る切粉が残っていないかとか、一旦バラして確認しないとね。日本製じゃないから。
幸いにして特に異常は無かった。
ホイールシリンダー本体はパーツクリーナを吹いて製造時に塗られたグリスを落とす。
カップやピストンにはラバーグリスを塗布してピストンがスムーズに動く事を確認しながら組み上げる。
カップとピストンを組んだら、ダストブーツを被せるが、シューを押す左右のプッシュロッドだけは元のホイールシリンダーから移植。
ホイールシリンダーが組み上がったら、バックプレートに取付け。
まずはブレーキシューを取付けて。
ここで新品のハードウェアキットの登場。
キットの中身はアジャスター関係の部品。アジャスタースクリュー、アジャスティングレバー、アジャスターオーバーロードスプリング等々。