Blues Mobile Project FILE#163 ブレーキ調整

今回もまたまたブレーキ。

車検屋から戻ってきたものの車検屋さんから「車検は通ったけどリヤブレーキがあまり効いてなよ」と言われてしまった。

あ~やっぱり。たぶんそうだろうと思っていたんだ。ゴメンね車検屋さん。

リヤブレーキが利かない原因は、たぶんコイツ。ブレーキを掛けていない時の左右のブレーキシューの広がり具合を決めているアジャスタースクリュー。

FILE#159_キャリパー掃除で発生したブレーキペダルが深くなった事の原因を考えていて、

ふと思ったんだよね、FILE#157 腐ってもブレーキ 前編で交換したアジャスタースクリューの調整が不十分でブレーキシューとドラムの隙間が広過ぎるんじゃないかって。


それでは、早速アジャスタースクリューを調整しよう。

って焦ってはいけない。リヤブレーキを見てみるとパーキングブレーキレバーが少し引かれた状態になっている。もちろんパーキングブレーキは踏んでいない。

今回はアジャスタースクリューを初期状態から調整するので、パーキングブレーキレバーが引かれていない状態に戻すのが先。


パーキングブレーキレバーを戻す為にパーキングブレーキアジャスターのナットを緩めてパーキングブレーキワイヤーのテンションを抜いてやる。


で、パーキングブレーキレバーが戻った。


ここからアジャスタースクリューの調整。

ギザギザの部分を回していくとアジャスタースクリューが伸びてブレーキシューが開く。とりあえずドラムが装着できるギリギリまでブレーキシューを広げる。

このあとタイヤを装着した状態で、バックプレートのサービスホールからマイナスドライバーを突っ込んで更にアジャスタースクリューを伸ばしていく。

タイヤを手で回してブレーキシューの引きずり具合を確認しながら、ブレーキシューが少しドラムに擦るぐらいの所でアジャスタースクリューの調整完了。

これでブレーキシューとドラムの隙間はほぼゼロだ。


アジャスタースクリューの調整が終わったところで、パーキングブレーキアジャスターを締め込み直してパーキングブレーキワイヤーを張る。

ちなみにヘンテコな形の金具がパークングブレーキのイコライザー。GM車でも同じタイプのイコライザーを使っているからアメ車では一般的なのかも。日本車の天秤型のイコライザーとは形状が全然違うなぁ。

このイコライザー、パーキングブレーキペダルを踏んでいくと最初に運転席側のパーキングブレーキが効いて、その後に助手席側ののパーキングブレーキが効く仕組みだから、しっかりパーキングブレーキペダルを踏み込まないと両輪にパーキングブレーキが掛からないぞ。


そして問題のブレーキペダルはというと、ほ~ら踏み代が減った。

やはり原因はアジャスタースクリューだったか。

いやー、やっとブレーキから解放された。


作業時間は3時間。

2015.11.29



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