Blues Mobile Project FILE#021 エンジン始動

いよいよエンジン始動!

スタータが回りっぱなしになる問題もあったが、軽くオーバーホールして解決。

エンジンはばっちり掛かる!いいぞ、いいぞ!

ところが・・・キャブからガソリンが漏れる。 オーバーフローっぽい。

エンジンが回ったのもつかの間、キャブ取り外し。


本国からオーバーホールキットを取り寄せ。

オーバーホールキットは2種類出ていて、内蔵部品のほぼ全部の交換部品が入っているメジャーキットと、主要交換部品のみがセットになったマイナーキットがあるのだが、メジャーキットは製造中止で入手不可能。マイナーキットも既に製造中止なのだが、Pomocoにお願いしたら、「うちには無いけど、探しみるよ。」って探してくれて、なんとかゲット。タグを見たら1984年製だった。 


キャブを開けてオーバーホール。

オイラのMONACOのキャブは純正2バレル。一応、Holley製でHolleyの型番が2245。クライスラーの型番がR-6731A。


さて、キャブの中は、どんな状態かな?


ガスケットは汚れが染み込んでいて黒く変色しているものの、切れてはいない。左側の汚いのが今まで付いていたガスケットで右側が新品。

眼鏡みたいなヤツがスロットルボディのガスケット。古い方はコルクで新品は紙製に代わっている。

キャブ本体のガスケットは新旧ともにコルクのまま。


キャブを開けたら、中はやっぱり汚かった。ワニスや白いガソリン垢?のようなものがビッシリ付着。面倒だけど、せっせと掃除。 


フロートも外して、フューエル・インレットのニードルを新品に交換。

これがガソリン漏れの原因か・・・なぁ?


で、組み立て。

基本的にはオーバーホールキットの部品を使いつつ、バラした時の逆に組んでいけばよいのだが、ガソリンのインレットのバルブをO/Hキットのものに変えたらフロートの高さがズレたので、規定値に調整した。

えっ、「汚いままじゃないか!」って。これでも洗浄したんです。アルミの梨地に入り込んだ汚れは落ちないんで・・・。 


キャブをエンジンに載せ、ガソリンのラインやらバキュームラインをつないだらエンジンを始動。

アイドルス・ストップ・クリュー、アイドル・エア・ミクスチャーやら点火時期を適当に合わせて、アイドリングは750rpmでいい感じで安定。ガスペダルを踏んだ時の吹け上がり方もいい感じ。


YSMさん:「しばらくこのままにして、サーモスタットが開くの待って冷却系のエア抜きしちゃいましょう」

オイラ :「そうだね。」


ここでまた新たな問題が発覚!!。

水温が上がって。サーモが開いて。

そこまではよかったのだが、そのままエンジンを掛けっぱなししていたら水温がどんどん上昇。100℃を超える。

ラジエタに水道水をシャワーしたら水温が下がるので、ラジエターでクーラントが冷えていない。

 

原因は・・・たぶんファンクラッチ。エンジンを切ったあとも暫くファンが空転するのがファンクラッチが滑っている証拠。なのでエンジンが掛かってファンが回っていても実際はファンの回転に勢いがなく風量が足りずにラジエタが十分に冷えてない。

さてと、ファンクラッチを手配するか・・・。 



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