以前からデフから音が出ていて、アクセル・オンで「ゴー、ガー」と唸り、アクセル・オフでピタッと音が止まったりする。
たぶん原因はデフのピニオン・シャフトのベアリングのガタ。
このガタでピニオン・ギヤとリング・ギヤの歯当たりがブレて、唸り音が出ているのだるろう。
それにピニオン・シールからもデフ・オイルが漏れている。
唸りとオイル漏れを直すにはデフをオーバーホールしなきゃならないんだが、とりあえずは走れるので延び延びになってたんだなぁ。
いかんせん、デフのオーバーホールってかなりの大仕事なんだなぁ。
赤矢印がデフのオーバーホール時に交換する部品。つまりはリヤ・アクスルの全バラシって事だわ。
まっ作業の事を考えるのは置いといて、まずは交換用の部品の手配だ。
MONACOのデフは 8-1/4 って言うサイズで、今のギヤ比はたぶん標準の 2.76 なんだけど、部品としては
2.94, 3.21, 3.55, 3.73, 3.90, 4.11, 4.55 なんてギヤ比のものが売られている。
別にチュ-ニングする訳ではないんだけど、ちょっとだけローギヤード化すればスタート・ダッシュが良くなるなぁ、なんて考えが一瞬、脳裏をかすめる。
3.55 までローギヤード化すると高速巡航が厳しそうだけど 3.21 なら耐えられそうだなぁ。MONACOの純正のTowing Packageは 3.23 だったしなぁ。なんて色々考えた末に 3.21 にする事に決めた。
ギヤ比が決まれば早速オーダーだって事でSummit Racingを見てみたら、あら~バックオーダー扱いになってる。
そこで急遽eBayに作戦変更。
さすがeBay、何でも有るねぇ。すぐに3.21のリング&ピニオンセット発見。
1週間後には部品が手元に届いた。
買ったのはYukon製のリング&ピニオンセット。
リング&ピニオンセットの中身。
本当にリング・ギヤとピニオン・ギヤしか入っていない。
リング・ギヤの手書きの数字は組み付け時の位置出しに使う数値。
刻印は42歯。
ピニオンギヤの頭にもペンで数字が書いてある。
ピニオン・ギヤを組み付ける時のDepthの値で、まずはこの数値になるようにピニオン・ギヤの位置を調整しながらデフ・キャリアに組むらしい。
刻印は13歯。
こんな感じでデフ・ケースの中で噛み合うんだな。
リング・ギヤの中心から少しズレた所にピニオン・ギヤの中心が来る。
でもリングの刻印の42歯とピニオンの刻印の13歯で計算するとギヤ比は 3.21 じゃなくて 3.23 なんだよな~、何でだ?
もう一つ部品を手配。
交換用のベアリングやシール一式。
デフ・キャリア周りだけのベアリング/シールのキットは色々なサイトで見かけるが、ホイールベアリング/シールまで含んだ至れり尽くせりのキットはSummit Racingでしか売っていないので、Summit Racingから購入。
さぁ、交換部品も揃ったところで、一念発起してオーバーホールに着手!
と言いたいところだが、やっぱりデフのオーバーホールは素人の拙者には手に負えない作業だな。
己の限界を超えた作業はクルマを壊すだけなので、クライスラー車が超得意のESEさんにお願いする事にした。
ESEさんのファクトリーは停まっているクルマが、いかにもって感じでグ~だね。