Blues Mobile Project FILE#052 ピッカピカ

DHLで荷物が届いた。米国テネシー州から。

さあ、何でしょう。


それは・・・眩いばかりに輝くクロームのオルタネータ。


なんだ、クロームのオルタか。どうせSummitやPowerMasterだろうって

いやいや、これはDB Electoricalさ。

DB Electorical? 何だそれって・・・。実は僕もよく知らない。

たまたまeBayに出ていた広告に惹かれて買ってしまった。


オイラのMONOCOに付いているオルタは、たぶんオリジナルの60アンペア。(12v x 60amp = 720w が限界)

昨今のクルマが100アンペア超なのに比べると少ないね~。

まあ、昔のクルマだから元々電装品が少ないので、そのまま乗ってりゃ問題無いんだろうけど、メーターやらオーディアやらセキュリティなんかを付けたから、ちょっとオルタも容量アップしたかったんだよね。

ま、95アンペアあれば大丈夫でしょ。


それでは、いつもの様に現品チェック。

クロームにキズは・・無い。ヨシヨシ。

プーリーの回転も滑らか・・じゃない!あれっ・・・。

普通、プーリーは手でも軽く回せて、勢い良く回せば惰性で少し回り続けるものだが、こいつは回り方が悪い。

何かサイド・ブレーキを引いたまま走っている感覚に近い。


あっちゃ~、不良品か?一応1年保証だけど返品が面倒だな~。

なんて思いながら、回り方が悪い原因を調査開始。

とりあえず一番怪しいと思われるブラシを外したら、すごく軽くプーリー回るじゃん!

やっぱり君が犯人だったのね、ブラシ君。


外したブラシを良くみると、ブラシ・ホルダに擦れた痕が・・・。コイツか。


ブラシ・ホルダをオルタのケースにネジ留めすると、ブラシ・ホルダがローター側に出っ張りすぎて、ローターと擦れている事が判明。

ブラシ・ホルダを少し浮かせた状態にすれば良いので、ワッシャーを噛ませた。

これでプーリーが軽く回るようになった。めでたしめでたし・・なのかな?


しかし、出荷する前にチェックしねーのかね。

プーリーが軽く回らないって、日本製じゃ有りえない話しだよなぁ。でもアメリカ製だからな。

なんて変に納得しながら、現品チェックを続行。

結局、バラしたブラシも新品だったし、ベアリングやレクチファイヤ(銅色の部品のところ)も新品に見えるから、見た目はOK。

実際に発電するかのチェックはクルマに積んでから。


ちなみに、この年代のMoparのオルタはレギュレータが外付けだから、オルタ自体は結構コンパクト。

昨今のレギュレータ内臓のオルタだと、レギュレータがパンクしただけでオルタ丸ごと交換になっちゃう事を考えると、レギュレータが外付けの方がいいね。故障の確率はレギュレータが圧倒的に高いし。


コイツが外付けレギュレータ。

クライスラーのペンタスターのマークがプリントされた復刻パーツを買ってしまった。



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