Blues Mobile Project FILE#060 キャリパー

ホイルを交換した時に感じたんだよね、運転席側のホイルの回転が重いって。


ローターを手で回してみるとパッドの当たりが少々キツい。

キャリパーのスライドに引っかかりみたいなのは無いので、ピストンの戻りが悪みたい。


で、キャリパーをオーバーホールしようかとも思ったんだけど、面倒くさいからキャリパーごと買ってしまったよ。

Remanufacture品 = リビルト品なら値段も安いし、米国からの送料込みで大1枚。

手配はいつものRockAuto。

ちなみに、左右があるので品番が違う。 


中身はこんな感じ。

キャリパーを手配する時にフェノール・ピストンとスチール・ピストンが選べる。

74当時のピストンはフェノールなんだけど、Speed Nutsさんから「フェノールは固着しやすいよ」との貴重なアドバイスをもらい、スチール・ピストンのキャリパーにした。


一応、動作をチェックしますか。


自転車用の空気入れでオイルラインから空気を入れると、ニョキニョキっとピストンが飛び出てきた。

スムーズにピストンが出てきたし、ダストブーツも切れていないので合格。


それでは、早速交換といきましょう。


もうキャリパーは外しちゃってます。

MONACOの場合はキャリパーを外すのにブレーキホースごと外す必要がある。

ブレーキホースを取っ払うとブレーキフルードが垂れるのでバキュームホース用のキャップを被せておく。


これは外したキャリパー。


こっちは交換用のキャリパー。


まずはブレーキホースを移植。

MONACOのキャリパーはブレーキホースをまっすぐネジ込むタイプなので、ネジ込むときにブレーキホース自体が回転する事になる。

ブレーキホースが車体についている状態だとブレーキホースを回転させられない。だからブレーキホースごとキャリパーを外したって訳。


あとはキャリパーをナックルに付けて、ブレーキホースをつなげばOK。


反対側も同様にキャリパーを外して・・・


交換用のキャリパーを装着。


最後はブレーキラインのエア抜き。


白いボトルとチューブは1人でエア抜きできる専用ツール。

ブリーダを少し緩めた状態で、ひたすらブレーキペダルをポンンピングすると、ブレーキフルードが出てくる。チューブの途中にワンウェイ・バルブが付いているのでエアが逆戻りしないって仕組み。


おまけ。

タイヤを装着した状態で揺すってみたら僅かにガタがあったので、ハブベアリングのプリロードを再調整。


交換直後はゆっくり走ってブレーキくれて、利きとブレーキフルードが漏れていない事を確認して作業完了。

作業時間は2時間ってところ。

2009.07.18 



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