ホイルを交換した時に感じたんだよね、運転席側のホイルの回転が重いって。
ローターを手で回してみるとパッドの当たりが少々キツい。
キャリパーのスライドに引っかかりみたいなのは無いので、ピストンの戻りが悪みたい。
で、キャリパーをオーバーホールしようかとも思ったんだけど、面倒くさいからキャリパーごと買ってしまったよ。
Remanufacture品 = リビルト品なら値段も安いし、米国からの送料込みで大1枚。
手配はいつものRockAuto。
ちなみに、左右があるので品番が違う。
中身はこんな感じ。
キャリパーを手配する時にフェノール・ピストンとスチール・ピストンが選べる。
74当時のピストンはフェノールなんだけど、Speed Nutsさんから「フェノールは固着しやすいよ」との貴重なアドバイスをもらい、スチール・ピストンのキャリパーにした。
一応、動作をチェックしますか。
自転車用の空気入れでオイルラインから空気を入れると、ニョキニョキっとピストンが飛び出てきた。
スムーズにピストンが出てきたし、ダストブーツも切れていないので合格。
それでは、早速交換といきましょう。
もうキャリパーは外しちゃってます。
MONACOの場合はキャリパーを外すのにブレーキホースごと外す必要がある。
ブレーキホースを取っ払うとブレーキフルードが垂れるのでバキュームホース用のキャップを被せておく。
これは外したキャリパー。
こっちは交換用のキャリパー。
まずはブレーキホースを移植。
MONACOのキャリパーはブレーキホースをまっすぐネジ込むタイプなので、ネジ込むときにブレーキホース自体が回転する事になる。
ブレーキホースが車体についている状態だとブレーキホースを回転させられない。だからブレーキホースごとキャリパーを外したって訳。
あとはキャリパーをナックルに付けて、ブレーキホースをつなげばOK。
反対側も同様にキャリパーを外して・・・
交換用のキャリパーを装着。
最後はブレーキラインのエア抜き。
白いボトルとチューブは1人でエア抜きできる専用ツール。
ブリーダを少し緩めた状態で、ひたすらブレーキペダルをポンンピングすると、ブレーキフルードが出てくる。チューブの途中にワンウェイ・バルブが付いているのでエアが逆戻りしないって仕組み。
おまけ。
タイヤを装着した状態で揺すってみたら僅かにガタがあったので、ハブベアリングのプリロードを再調整。
交換直後はゆっくり走ってブレーキくれて、利きとブレーキフルードが漏れていない事を確認して作業完了。
作業時間は2時間ってところ。
2009.07.18