2010年の初仕事は「ステアリング位置が手前過ぎる問題」の解決。
やっぱり気になんだよ、ステアリングの位置が。
しかし、MOMOのテレスコ用ボスを使っている限り、その構造からして問題は解決しないのは明白。
なので、MOMOのボスは諦め、その代わりにGRANTの非テレスコ用のボスを使ってみることにした。
既にMOMOのボスは撤去。
GRANTのボスの取り付けるとテレスコは機能しなくなるので、ホーン・スプリングは使わずに、直接ホーン端子から配線を引き出した。
これがGRANTのダッジ用のボス。
GRANTのボスはコラム・ケースよりも小径なので、テレスコを目一杯縮めるとボスがコラム内にスッポリと入ってしまう。これならステアリングの位置を目一杯、前方に追いやれる。
ボスキットに入っていたカバーを被せて。
ステアリングを挿して。
ホーンボタンのアースのベースとなるアルミ板を重ねてセンターナットを付ける。
ちなみに、このアルミ板はワンオフ。
GRANTのステアリングにはアース用の銀紙シールが付いてきたのだが、あまりのショボさに使う気になれなくて、0.3mm厚のアルミ板から切り出した。
ホーンボタン リテーナを貫通するよう3個のボルトでステアリングをボスに固定してと。
そうそう、ステアリング・シャフトの先端に差し込んでいるボルトはテレスコ位置をロックするためのボルト。純正のロック・リングはホーンボタンと干渉するので使えないから、1/4 x 25mmの市販ボルトに変えた。
ホーンのコネクタをつないで、ホーンボタンを押し込めば完成。
MOMOのボスに比べて、4cmぐらいはステアリングが前方に移動した。
ステアリングとウィンカーレバーの距離も近くなり、ポジションはバッチリ。
なんだ、こんな事なら最初からGRANTのボスにしておけば良かった。
2010.01.03