リヤ・トレイにポッカリ開いた横長の穴。
最初は単なるエア・アウトレットと思っていたけど、違ってた。
えっ、もかしてクラウンみたいリヤ・エアコン?
そんな、わけあ~りません。
実はコレ、ナンとリヤ・ウィンドウのデフロスタ。
リヤ・トレイの裏を覗いてみると、変テコな装置が・・・。
掃除機みたいなノズルとブロア・モーター。
外してみると・・・やっぱり汚い掃除機みたい。
しかし、掃除機と違ってノズルから空気を吸い込むのではなく、逆に空気を吹出す。
でもって、吹出した空気がリヤ・ウィンドウに当たって霜を取るって仕組み。
フロントのデフロスタと同じような仕組みだけど、普通はリヤのデフロスタって熱線だろ。
当時はまだ熱線の技術が無かったのかなぁ?
コレも掃除のためにバラし。
ブロア・モーターはバラすかバラさないか迷ったけど、ブラシの残量チェックとベアリングに注油したかったので、バラしちゃった。
ブラシの残量は7分山。
メイン・シャフトのベアリングはボール・ベアリングじゃなくて、メタル・ベアリングだった。
メイン・シャフトの磨耗も無いし、製造後36年って事を考えればモーターのコンディションはいいよ。
でも、何でバラしを迷ったかと言うと・・・アマチュアを外すとブラシが飛び出てしまうから。
飛び出たブラシを元通りに組むのは結構大変なんだよ。
案の定、アマチュアを外したらブラシが飛び出てしまって、簡単にはアマチュアが組み込めない~。
全部バラさないと飛び出たブラシを元に戻せそうにない構造なので、思い切って一旦バラバラに分解してから再組立て。
全部バラしても、ブラシを元通りに組むのは大変だった。
アッチをハメればコッチが外れ・・・20分ぐらい悪戦苦闘した末に何とかケースに戻せた。
金属パーツは軽くサビを落としてシャシー・ブラックでペイント。
プラパーツは洗って、ブロア組立て完了。
コレは、リヤ・シートの背もたれ裏の防音材。汚いので捨てよう。
とりあえず吸油マットで捨てた防音材の代用品を作成。
もっと厚手のスポンジマットでちゃんとしたものを作ろう、そのうち。
元通りにリヤ・トレイにパーツを取付けて、動作チェック。
ブロア・スピードのHi,Lowの2段切替えも動作OK。動作は下の動画で。
リヤ・トレイ、シートを元に戻して完了。
動作は問題ないが、このデフロスタ、果たして本当に効くのだろうか?
2010.11.28