Cadillac Maintenance FILE# 12 アイドラープーリーのグリスリパック

ファンベルトを外し、補器類のプーリーの回転具合のチェックをした際にアイドラープーリーを手で回すと、異常に軽く回り、回転音も「シャーシャー」。

グリス切れだな。

新品に交換することも考えたが、ガタや回転するときのゴリゴリ感は無いのでベアリング自体は大丈夫と判断し、グリスをリパックしてみることにした。

ベアリングはシールタイプなので、ピックアップツールでシール壊さないように外す。（ベアリングの表裏の両側）

封入されていたグリスは固形化してボロボロの状態。今まで焼き付かなかったのが不思議なぐらい。

ニードルベアリングではなくボールベアリングということは、もともとファンベルトの負荷って軽いのか？

パーツクリーナーでベアリングとシールを清掃。

この状態で再チェック。ベアリングのガタや回転ストレスは無い。

新しいグリスをベアリングの表裏から詰め込む。ボールが転がる溝にもしっかり入れる。とりあえずハブベアリング用のグリスを使った。

シールを元通りにはめて、はみ出したグリスを拭き取ればグリスリパック終了。

新しいグリスの粘り気がある、いい回り方をする。