ファンベルトの異音対応で、頻繁にエンジンフードを開けていた時、ヒーターホースの一部が他の部分より少しだけ太くなっている事に気付いた。
触ってみると他の部分とは明らかに弾力が違い、異常に柔らかい。
これはマズイ。
このままでは、いつパンクするか分からない。(83キャデに乗っていた時に、ヒーターホースのIN側がインマニのフィッティングの所で裂け、クーラントが噴き出して立ち往生した記憶が甦る。)
83キャデのヒーターホースは、単にホースをホースバンドで固定する簡単なものだったので、径の合うホースさえあれば交換できるのだが、93キャデはホースとヒータコアとの接続部が「クイック-コネクト」なる特殊なフィッティング構造のため、専用品でなければ修理が不可能なので、すぐに交換用部品を手配。
93キャデのヒーターホースの取回し図。
93キャデは92とも94とも違う独特の取回しになっている。
実際のヒーターホース。
ヒーターホースのヒーターコア側を外したところ。
これが「クイック-コネクト」と呼ばれるフィッティング形状。
続いてヒーターホースのインマニ側を外したところ。
インマニ側のフィッティングは「クイック-コネクト」ではなくて、普通のバンド締めタイプ。
エンジン前部のサーモスッタット・ハウジングから出ているヒーターホースOUT用のフィッティング。
右隣のフィッティングは一緒に交換したラジエターバイパスホース用のフィッティング。
新旧の ヒーターホース IN ASSY。GM#10197652
新旧の ヒーターホース OUT ASSY。GM#10197653
一緒に交換したラジエターバイパスホースの新旧。GM#14097801
新品ホースを取付けたらクーラントを入れて作業完了。
所要時間は約4時間。
2001.05.01