Cadillac Maintenance FILE# 20 ローター交換 -後編-

これが今のローター。


取り外しに掛かろう。


ハブキャップはマイナスドライバーでこじって外す。

センターナットは割りピンが入っているので、割りピンを抜いてナットを緩める。

ナットは27mmのBoxでOK。


センターナットを緩めたらワッシャーがあるので、それも取る。


ローターは引っ張ればスピンドルから抜けるが、かなりの重量があるのでしっかり持っていなと落とよ。

ローターを抜いたらスピンドルに残ったグリスを拭き取る。


ちなみにスピンドルの右斜め上の丸い部品がABSのセンサー。


左が交換用ローター、右が今まで付いていたローター。


交換用ローターの取付けの第一歩はベアリングへのグリスパック。

2枚の白い傘のようなものはグリスパッカーなる道具。2枚の傘の間にベアリングを挟んで、グリスガンからグリスを送るとベアリングの隙間からグリスがブチューと出てくる。


グリスパックが済んだらベアリングをローターに組み込む。


スピンドルに新しいグリスを塗布。グリスはワコーズのもの。


ローターをスピンドルに挿したらセンターナットを取付けてベアリングのプリロードの調整。

タイヤを付けた状態でセンターナットを締め上げていき、回転が重くなったところで一旦センターナットを緩め、再センターナット度締め上げて、ナットに抵抗が掛かり始めるところで固定。オイラの場合はちょいキツめのところで固定。


新品のハブキャップを嵌め込んで交換完了。


ローター交換後はジャダーは見事に解消



Prev.                    Next