4速ミッションに合う二次減速比に調整だ。
早速テストコースに持ち出し4速ミッションでの走りの変化を確かめてみた。
1速:ハイギヤードになったので動き出しの力強さ感は減ったが、ゼロ発進でモタつく程でもないし、クラッチのスベリ感も無い。今までの1速だとスピードが出ないうちに吹け切ってしまったが、今度の1速は普通の1速並みに速度が伸びるようになった。元の1速がローギヤード過ぎたんじゃないのかと思う。こっちのギヤ比の方がノーマルっぽい。
2速:元の2速と同じギヤ比なのに、1速が伸びて車速が乗ってから2速に入るようになったからか、前より加速がいい感じがするぞ。スプロケを1丁増やしたのも影響しているかも。
3速:元の3速よりローギヤードなので7000rpm,50km/hまでストレスなく加速する。30~50km/hがちょうどエンジンのトルクバンドに入るから、小気味良く走れる。特に効果が出たのが上りの坂道。これまでだと3速だとパワー不足で2速じゃ吹け切りっていうシーンが良くあったのだが、今度の3速はそこそこの傾斜の坂道でも50km/hが維持できる。これはとってもありがたい。
4速:3速50km/hから4速に上げたとたん、エンジン回転数が5000回転台まで下がり加速は鈍るが、アクセルを開けていれば苦しげなく65km/hオーバーまで伸びる。引っ張ればまだ車速は伸びるが、エンジンがノイジーになるし足回りがヤワだから「止まれない」感がして、引っ張る気が失せる。だが50~60km/h程度での巡航ならエンジン音も軽やかに、すごく快適。しかも30km/hで4速に入れても難なく走ってしまうし、4速は思いのほか守備範囲が広い。
全体としては4速化して走行中のストレスがかなり減ったね。のんびりトコトコと走る事もできるし、大きな道路でも流に乗れる。組換え作業は面倒だったけど、やって大正解だよ。
2017.07.15 - 2017.07.20